映画 「風之舞~風の復活~」

スタッフ紹介
キャスト紹介その1 その2


混沌とした現代社会の中で、

我々日本人が置き忘れてしまった愛情と心。

“沖縄”を知った者たちが、

それらの存在をこの島に見つけた。

琉球王朝時代から伝承し続ける

「ウチナンチュの心 (魂) 」と「伝統文化」に、

独自のスタイルを持つ

沖縄のバスケットボールを交え、

描いた映画が「風之舞~風の復活~ 」である。

“変わらねば” “大人として、人として

「これからの世の中でどうあるべきか」”

沖縄に学ぶ旅が今始まる。

映画「風之舞 ~風の復活~ 」製作実行委員会


◆◆◆ あらすじ ◆◆◆

2006 年 秋 東京

沖縄県東京事務所に勤務する新垣直人 ( 28 歳)〈桑原太市〉 は、
沖縄を全国に PR すべく奮闘の日々を送っている。

同時に毎日のように起こる悲惨な事件を耳にするたび、
天国に逝った姉を思い出し心を痛めていた。

あれは 3 年前。
沖縄県庁なんくる課に臨時職員で勤務していたころ、
副知事 〈上原直彦〉 から直々に高齢者向けの生涯スポーツを考えてくれないかと依頼される。

そこで直人は、独特なスタイルを持つ沖縄のバスケットボールに魅せられ、
そのルーツを探り「ウォールバスケ」を発案する。

9 歳のときに沖縄を離れた新垣直人、
彼こそ幼少時“沖縄に神童現わる”と騒がれたその人であった。

ある日、協力者の一人、元沖縄国体監督大城大和 〈デビット伊東〉 らの呼びかけに
たくさんの人々が集うのだが、その中に18 歳で突然現役を引退した、
元 U-18 バスケットボール日本代表キャプテン比嘉晴琉 (当時 25 歳)〈尚玄〉 がいた。

二人は奇しくも幼いころ同じ小学校の同級生であったが、
神童と騒がれ次第に周囲と接触を絶って孤立していた直人には、晴琉の存在など知る由もない。

この二人の青年の出逢いが、それぞれ背負った苦い過去を、
互いが、自らが、そして周囲の温かい仲間たちの力で乗り越えていくことで、
「ウチナンチュの心」を再認識していくことになるのである。

2003 年 夏 沖縄

レンタカー店で働く晴琉は、同僚の玉城翼 〈末吉司弥〉 と仕事中、
日本代表時の監督であった進藤正也 〈河内敏光〉 と運命の再会をするのである。

進藤は東京の実業団チーム「大日本生命」の臨時コーチとして
沖縄バスケの本質をチームに学ばせるため、沖縄合宿を提言し帯同したのだが、
この再会が思わぬ方向へと進むことになる。

途中、晴琉がコーチを務める「にへいでびるず Jr. 」の練習会場でその姿を見た進藤は、
晴琉をもう一度コートへ戻したいと考え後輩の大城大和に協力を求める。

要請を受けた大和と直人の呼びかけで、沖縄バスケの歴史を作った老人らが集合。
さらに「人」が「人」を呼び、沖縄スタイルを持つ選手らによって、
「新生にへいでびるず」が誕生した。

一方、作詞家を目指す晴琉の妹・綾乃 (20 歳 ) 〈上間綾乃〉 は、
自らの経験をもとに新たな詩作りに励んでいた。

先輩である仲間優香 〈内里美香〉 に相談しながら、過去の記憶をたどる綾乃。
幼いころ美ら海公園での不可思議な記憶が、直人との出会いにより次第に紐解かれていく。

のちに、にへいでびるずの一員となったタクシー運転手で島袋喜一 〈 北村 三郎〉 の孫、
島袋誠 〈前田広治〉 により衝撃の事実を聞くことになる。

「人には必ず居場所がある」

晴琉をコートに立たせようと集まった者たちが、様々な思いを込めて繰りなす人間愛。

晴琉が復活の道を歩み始める


【今沖縄でしかできないこと、今やらねばならないことを行動に移したい 】

高度経済成長、目まぐるしく変化する社会、そういう中を必死に生きてきた私たち中高年。

そうして豊かさを手に入れたのだが、反面、“普通”では物足りなくなり、
過度な感覚を欲する社会にしてきたのかもしれない。

いつの間にか“当たり前”になり過ぎて、大切なものを忘れてしまってはいないだろうか。

人は何を求め、どこに向かおうとしているのか。

この物語は、
沖縄で取材中に知り合った方々から聞いた実話を、登場人物化し、組み立てたものだ。

人の欲求を満足させる派手な現代の映画作品と比べると、物足りないと思うかもしれない。

だが私たちはあえて挑戦した。
過激な内容にしなくても、身近に素晴らしいヒーロー ( 愛 ) がいることを伝えることこそが、

大人として、人として大切なことだと感じたから。

この映画をもって大人たちへ問いかけたい。「子供たちのためにどうあるべきか」を。

撮影は、真夏の沖縄で行われた。

1 台のカメラと 14 人のスタッフが、延 5,000 人ものウチナンチュに支えられて。

私たちこそ、皆様からたくさんの愛をいただいた。

だから今、伝えたい。

製作総指揮 稲林 忠雄